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【漫画】 『危険少年 デンジャーボーイ』 (宗美智子)

危険な少年 危険な少年
宗 美智子 (1990/07)
集英社
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「”危険少年”は、わたしがファンタスティックな題材を扱った初めての作品です。そのため、いろいろと不満な点が多いけど、これも勉強。何事も初挑戦から始まるのです。だがやっぱり大変でした。ギャグにするつもりがシリアスっぽくなるし…。でも、それはそれなりに楽しんで描いたのも事実。この手の話もともと好きでもあったし…。とにかく皆さんが楽しんでいただければ満足です」(宗美智子)
 危険少年と書いてデンジャーボーイと読む。

 道場の家の格闘少女・京子。京子のもとに以前怪我しているところを助けられた狼・黒牙守が恩を返すために人の姿となって現れる。黒牙守は人狼族だったのだ。二人の距離は徐々に近づいていく……。しかし、黒牙守の持つ三種の神器の一つ「牙」を狙って同じ人狼族である白嶺攻一が襲ってきて……。

 どことなくらんま2分の1をシリアスにして幽遊白書のようなバトル・ファンタジー性を前面に押し出した感じの作品。もっとも、らんまはともかく幽遊白書はこの本が世に出た時期ぐらいからの連載スタートだったので当時はああいう要素を含む漫画がウケていたということなのかもしれない。ちなみに僕が本作でなかなか面白いなと思ったところはストーリー云々ではなく、ありがちなヒーローものなどではセリフを唱えたりポーズを決めながら変身をする時、その間は絶対に敵は手出しをしないという約束があるが、本作の敵はその決めポーズの間に容赦なく攻撃を仕掛けてくるところだった。肝心のストーリー云々だとマーガレットコミックスの割に少年漫画チックだったが、冨樫義博のような実力者の描くものに比べると見劣りしてしまう感は否めなかった。
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