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川の流れに

【えっ!子供の6割が海・川で泳いだ経験なし】
 子供の6割近くがプール以外で泳いだ経験がない−。「ミツカン 水の文化センター」(東京)が行ったアンケート調査で29日、こんな結果が出た。大人の4割近くは海や川より清潔なプールの方がいいと答えており、自然の水に触れる機会が減っている現代人の姿が浮かんだ。
 調査は今年6月、東京、大阪、中京圏の20〜60代620人を対象に実施(有効回答約470人)。「プール以外で泳いだ経験は」との質問に、74・5%が「よくある」「ある」と回答したが、「子や孫はあるか」には58・0%が「ない」「あまりない」と答えた。
 「プールと川・海のどちらで泳ぎたいか」では「川・海」が41・5%、「プール」が39・7%と拮抗(きつこう)していた。
 「居住地域に水に関して誇れることがあるか」との問いには、59・4%が「ない」と答え、「水辺の自然が損なわれている都道府県」は東京51・2%とトップで、次いで大阪、神奈川。逆に「自然が残っている川」は、高知・四万十川(48・2%)が選ばれ、10年連続1位となった。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/12797/
(産経新聞)
 子どもの頃、よく川へ遊びに行った。水かさの浅いところに立っているだけで楽しかった。暑気の中で太陽の光をきらきらと反射させてみせる川の水の流れに足をつけていると、背景に広がる大いなる自然と一体になれたような情動がひんやりとした感覚とともに歓びとなって自分の中に広がり、心地よかった。男の子たちはどちらかといえば女の子に水をひっかけてはしゃいだり、川遊びよりも沼でザリガニ釣りなんかをしている方を好んでいたが、女の子たちは川でじっと水に足をつける事を好んでいた記憶がある。女の子たちが水に足をつけながら物思いにふける感じの仕草はすごく大人びた感じがして、それは僕が初めて同年代の女の子に色っぽさを感じた出来事だったかもしれない。女の子たちが川に入るときスカートをたくし上げる様子が直接目に入ったことも要因なのかもしれないが。

 自然と触れ合う機会が少ないことが子ども達の発育にどういう影響を及ぼすのかよくわからない。プールのような空間の方が泳ぎのテクニックは上達しやすいだろうし、監視員などもいてくれるので安全なのだろうと思う。ただ、プールのような人工的なものがもたらす歓びは僕たちが川で感じたような歓びとも違うのではないかとも思う。川は不潔だし、子どもたちだけでは危険なところもあるし、靴が流されてしまって大泣きしてしまう子に手を焼いたりもする。しかしそういう環境がもたらす経験が情操面の成長に大事なものをもたらしてくれるのでは、と考える節もあるが、ただの感傷なのかもしれない。自分が育ってきた環境と今の子どもたちが育ってきた環境が著しく違うことに対する不安なのかな、と。なんだか自分がやたら年寄りになってしまったみたいだが、夏になっても子どもの声が聞こえない川というのは少し寂しい。
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