【映画】 『催眠』
![]() | 催眠 稲垣吾郎 (2000/06/21) 東宝 この商品の詳細を見る |
それはどうでもいいのだけど、映画『催眠』、1999年公開の本作を僕は実際に映画館まで足を運んで観た。先日取り上げた松岡圭祐の小説『催眠』を原作にしているが、小説が催眠と精神病に対する誤解に警鐘を鳴らす社会派的な小説であったのに対して、映画は催眠と精神病に対する誤解に拍車をかけるオカルトムービーであった。まさに落合正幸ここに在り。
知らず知らずのうちに催眠をかけられグロテスクな演出と共に次々と人が死んでいくのは小説版を読んだことのある人間としては首を傾げざるを得ないが、しかしながら、これでも落合監督は原作者の松岡圭祐と綿密な打ち合わせを行って制作したらしいから、原作者にとっても催眠に対する社会へのメッセージとかそんなものはどうでもよかったのかもしれない。
もっとも、原作小説が娯楽性に欠けていたのに対して、映画版はそれは客が入らないと踏んで、とにかく観ている方を飽きさせないようにとオーバーでセンセーショナルな内容にせざるをえなかったのかもしれない。
本作の見どころは精神的に極まってしまっている入絵由香を演じる菅野美穂の迫真の演技だろう。菅野美穂の迫真の演技・表情こそがまさにホラーだった。名優を見た思いであった。
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2007/04/18(水) 19:01:24 | わたしたちの教科書
