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【本】 『標準古文単語650』 (島田欣一)

標準古文単語650 3訂版 標準古文単語650 3訂版
島田 欣一 (1994/07)
桐原書店
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単語をどのようにして覚えたらよいか

 現代語との関連で覚えるのが一番親しみが持ててよいでしょう。例えば形容詞「ありがたし」は古語としては「有ることがかたい。つまり、有ることがむずかしい→めったにない」という意味ですが、その「めったにない」ことがあったときに抱く感謝の気持ちが現代語の「感謝の気持ちのこもったありがたい」という意味になるわけです。
 このように、昔はかくかくの意味、今はこれの意味と覚えるのではなく、「ありがたし」なら、その語の本来の意味(本義)が時代の流れにより、うつり変わったと理解して覚えるのです。
 僕ぐらい年代で大学受験を経験したことのある人には有名な(?)桐原書店の完全征服シリーズ(今はどうなのだろう)。昔、確かに古文は勉強して、古文単語もほんの少し(本当にほんの少し)だけ暗記した記憶はあるが、実際に読んでみるとどうもなかなか難しい。ただし、朧に記憶が残っており、この本を初読した時のチンプンカンプン具合に比べればかなりスムーズに読めたともいえるのかもしれない。さすがに、『頻出現代文重要語700』のようにスラスラとはいかなかったが、古語の意味と現代語の意味の違いを比較しながら余裕を持って日本語を噛み締めることで本書なりの楽しみ方を味わうことはできた。それにしてもこれを受験生は暗記してるってんだからすごい。暗記しようなんて堅く構えて読んだら嫌になっちゃうだろうな。

 とにもかくにも古文について少しだけ学ぶことは出来た。でも古典を原文で読めるようになるのは遠い先のことだろうなあ……。
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