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【映画】 『Zの回路 復讐の裏ゴト師』

Zの回路 Zの回路
藤竜也、岡田奈々 他 (1996/03/06)
キングレコード
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パチンコメーカー・セントラル電工の超一流プログラマーであった狩野誠治(藤竜也)は学生時代からの親友であり同僚の神崎徹の裏切りにより裏ロム師として犯罪者に仕立てられ、逃亡の身となると同時に最愛の妻と娘も失った。濡れ衣は晴れたものの職も家族も失った狩野は二度とパチンコ業界には戻るまいと固く心に誓い、新たな土地で新たな人生を歩み始めていた。そんな狩野の元にセントル電工の椎名奈緒美(岡田奈々)が突然訪ねてくる。新機種のプログラム開発に協力してほしいとの依頼。当然拒絶する狩野だったが……。
裏ゴト師』の続編。前作で神崎達に嵌められて何もかも失った主人公・狩野は、単身東京から離れ、建築現場で働きながらひっそりと暮らしていた。そんな狩野のもとに狩野がかつて勤めていたセントラル電工の女社員が訪ねてくる。新機種のプログラム開発に協力してほしいと女は云うが狩野はこれを拒否する。しかし、手段を選ばない女社員の策略によって狩野は建築現場を追い出されることになり……。

 まず、主演の藤竜也以外の配役が前作からかなり変更されていて、前作がヤクザくさい、いつ暴力が始まってもおかしくない緊張感を携えた役者ばかりだったのに対して、本作のキャストは全体的に丸くなっており、迫力がなくなってしまっていた。ライバル役神崎を演じていた寺尾聰も本作では登場せず、神崎自体が冒頭でいきなり死んでしまっている。その神崎の代わりの敵もパっとしない組織で、前作において狩野(藤竜也)が懲らしめた輩と狩野との対決が描かれているものの、物語自体が無理やり続編を作ったようなとってつけた感触が否めない。前作がサスペンスタッチで緊張感が湛えられていたのに対して、本作では娘を誘拐された狩野が仕方なく敵に協力するだけで作品中にこれといった大きな場面展開・意外性はなく、90分程度の作品であるにも関わらずどこか間延びしている感じで、前作ほどカタルシスを得られなかった。パチンコ業界の描き方も弱く、ただひたすら退屈な作品であった。
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