コウイチブログ

本と映画と、ついでに市原市
トップ映画 → 【映画】 『ロッキー4』

【映画】 『ロッキー4』

ロッキー4 DTSエディション ロッキー4 DTSエディション
シルベスター・スタローン (2007/04/06)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
この商品の詳細を見る
 ロッキーシリーズ4作目。本作ではライバルボクサーが初めて黒人ではなく白人になっているが、ただの白人ではなかった。インパクトを強くするためだったのか、ソ連のボクサー・ドラゴが敵となっている。まずは始めにドラゴとかつてのロッキーのライバルであり親友でありパートナーであるアポロが戦うが、アポロはドラゴにリング上で殺されてしまう。なんだか少年漫画のノリまんまだが、アポロがあまりにも簡単に殺されてしまうのであっけなさを感じたと同時にこれによりロッキーが強烈な怒りをこみ上げらせるわけでもないのでアポロが死ぬ必要性がわからなかった。むしろ前作ロッキー3でミッキーに代わる非常に重要なポジションを担えたアポロがいなくなった後で、ロッキーのサポート役のキャラクターに魅力と存在感がなくなり、娯楽作品としてすごく寂しさを感じてしまった。

 さて、アポロの死後、ロッキーはドラゴと戦うためにソ連に向かうことになる。ソ連の雪深い土地で野生的で人間的なトレーニングを行うロッキーと室内練習場で淡々と科学的でサイボーグ的にトレーニングをこなすドラゴが対照的で、ある意味でこれが本作の軸的背景になっているアメリカ・ソ連の冷戦構造を含めたらあらゆるシーンの対立を象徴しているといってもよいかもしれない。

 ロッキーらしいお約束の展開は健在で本作も十分に熱かったが、人間ドラマ的な要素が非常に弱くなり悪い意味でアメリカ的娯楽映画色に染まってしまったように思う。演出面の度々挟まれる挿入歌と回想シーンにも首を傾げざるをえない。中盤に弛みを感じてしまった。全体的に残念な出来である。
URL
コメント
パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバックURLはこちら
http://kouichi0226.blog71.fc2.com/tb.php/721-8a4fbbf3