コウイチブログ

本と映画と、ついでに市原市
トップ映画 → 【映画】 『ロッキー5』

【映画】 『ロッキー5』

ロッキー5 DTSエディション ロッキー5 DTSエディション
シルベスター・スタローン (2007/04/06)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
この商品の詳細を見る
 ロッキシリーズ5作目。前作ロッキー4でロッキーがドラゴを撃ち破った直後から物語が展開される。制作間隔の都合でロッキー4のときはまだ幼稚園児ぐらいだったロッキーの息子がやたら大きくなって小学生高学年から中学生ぐらいになっていたのとエイドリアンがずいぶん老けていたのはご愛嬌。本作では今まで繰り広げてきた熾烈な戦いの後遺症でロッキーは脳障害と医師に診断される。引退を決意するロッキーだったが、計理士に騙され無一文になってしまう。金が欲しいロッキーたちのもとに再び戦わないかとプロモーターのデュークが持ちかけてくるが、ロッキーは誘惑を振り払いボクシングから引退しフィラデルフィアに戻る。ロッキーはフィラデルフィアに戻りかつてのミッキーのジムで後進の育成に励んでいた。そこにおいてもリングにあがらないかとしつこく誘ってくるデューク。そしてデュークのほかにもうひとつ、ロッキーのことを尊敬するボクサー・トミーが現れる。ロッキーにマネージャーになってほしいと請うトミー。ロッキーははじめは要請を拒否するが、トミーにみどころがあることがわかり、自宅に住まわせて面倒をみることにする。ロッキーの指導もあってトミーは芽を出し始め、世間はトミーを認めていく。一方、ロッキーの息子は父親がトミーのことばかり気にかけ自分のことに構ってくれなかったことに孤独を感じて徐々にグレていくようになる。更にロッキーの愛弟子でロッキーの生き甲斐になっていたトミーもデュークの甘言に翻弄されロッキーのもとを離れていく……。

 今回はロッキシリーズに御馴染みの熱い展開はロッキーの現役引退とともに見られなくなってしまったのが残念だったが、親子関係や野心溢れる若者の移ろい易さ・精神的脆さをカバーしたコミュニケーションを含めた人生の難しさを成長したロッキーが示唆したドラマになっている。本作は一般的にシリーズの中でも評価が低く出来の悪い作品と認知されているようだが、こういうロッキーもアリなのではないかと僕は思った。ただ、最後の演出が不満で、ロッキーシリーズの呪縛に囚われているのか拳闘シーンが無理やり挿入したものにしか見えなかった。それも舞台がリング上ではなくストリートというのもやや無粋であった。しかしながら、あれも親・ロッキーと子(のようにかわいがっていた)・トミーの愛のある殴り合いだと考えれば金の介さない路上での本気の殴り合いというシチュエーションに暗示的なものを感じざるをえない。欲を言えば、どうせ殴り合いをするのならばもうちょっと熱い展開に持ってきた上で殴り合いをしてほしかった。
URL
コメント
パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバックURLはこちら
http://kouichi0226.blog71.fc2.com/tb.php/722-ee357b92