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【本】 『愛国者は信用できるか』 (鈴木邦男)

愛国者は信用できるか 愛国者は信用できるか
鈴木 邦男 (2006/05/19)
講談社
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 最近はひと段落ついた感じがするが、春などは教育基本法改正案に愛国心を載せるか載せないか、愛国心のあり方をめぐってあちこちで論争が繰り広げられていた。日本人なら愛国心を持つのは当然だ、愛国心は押し付けられるべきだ、そういった保守派の論調に本書は右翼側から一石を投じている。

 愛国心は小声でそっと言うべきだという著者の主張にはなるほどと頷かされる。その部分には共感できる。しかし愛国者に対する姿勢には共感はできなかった。「あとがき」を引用する。
「言挙げしない」。これが日本人のよさであり美徳だった。それに「優しさ」「謙虚」「寛容」だ、これが日本精神であり、国を愛する心だった。ところがこの美徳を忘れ、傲慢で偏狭、押しつけがましい「愛国者」が急に増えた。「自分こそ愛国者だ」「いや俺の方こそ愛国者だ」と絶叫し、少しでも考えが違うと「反日だ!」「非国民だ!」と決めつけ排除する。
 しかしこうした者たちこそが日本の美徳を踏みにじり、最も「反日的」ではないのか。
 そんな疑問、重いからこの本を書き始めた。「愛国者」の勘違いを教えてやろう。にわか愛国者、アマチュア愛国者、オタク愛国者に、本当の愛国心を教えてやろう。そう思ってこの本を引き受けた。
 そして言挙げしている自分こそが愛国心を最も誤解しているのかもしれないとし、それだけ愛国心は難しいと締めるのにはがっかりした。最後はお茶を濁されたが、著者には、例えば弱い頃のタイガースからずっと応援してきた筋金入りの阪神ファンがチームが強くなったから寄り集まってきた「俄か阪神ファン」を見下すような態度が伺えて鼻についた。何が美徳だ、お前だって散々やんちゃなことしてたんじゃないか! と頭の中でツッコミながら読んだ。著者自身のプロの愛国者としての強い自負は要するにオタキングみたいなものなのだろう。岡田斗司夫は「オタクは死んだ」と言ったそうだが、本書はそれと似たようなメッセージなのかもしれない。

 愛妻家で思い出したが、もしかしたら、これも愛国者の条件かもしれない。というのは、国というのは、いろいろなもので成り立っている。自分の家族、学校、会社、町、市、県。そして国家になる。自分の周りのそれらを一つずつ愛していって、その<総体>としての国を愛するのなら分かる。しかし、「愛国者」を自任する人は、家族や町、市、県からは孤立し、嫌われ、そのくせ、「俺は愛国者だ」と言っている人が多い。三島の言うように、この共同体をピョンと飛び出して、国と自分が対等になって、「愛している」と言っている。これでは思い上がりだし、錯覚だ。
 家族があって地域があって国がある。個人からいきなり国に飛躍している人というのはなるほど確かに多そうだ。個人的には、愛国心が大切だと叫ぶ人達は同時に家族・地域を大切に思いやれる人間であると信じたい。そのためにもまず子ども達には家族愛・郷土愛といった身近なものに対する愛から教えてあげませんか。
家族、地域、国。
亀田興毅の家族愛は、今の世の中、まれにみられるものだと思います。
ボクシングの面白さを伝えようという姿勢。
世界タイトル。

愛国心を主張しない(私の知っている限りでは)彼は、愛国者なのかもしれないと思います。

子どもを育てる大人にとっては、マイナスイメージが強そうですが、一部のパフォーマンスだけでなく、そういう彼の一面も伝えてほしいものです。

ところで、愛国心のない人なんているのでしょうか。
程度の強さはあっても、おそらくみんなワールドカップで日本を応援しますしね。考えが甘いでしょうか(^_^;)
2006/08/04(金) 23:45:58 | URL | kasumi #-[ 編集]
>>kasumiさん
疑惑の判定で多くの人がベネズエラの大使館に激励のメールを送ったそうです。
この本にも書かれてますが、愛国心を持つということは他国の人間も同様に自分の国を愛しているということを認めるべきだとあります。その通りだと思います。
なので、ベネズエラの大使館に激励のメールを送った日本人が多かったことに対して僕は少しだけ嬉しいのですが、亀田氏にとっては余計後ろめたくなってしまったでしょうね……。
勝谷誠彦はラジオで国辱ものだと言っていました。個人的にはそこまでの思いは抱かなかったのですが、やはり公正な判定を期待したかったです。もちろんあれは公正な判定だったという人もいるのでしょうけど……。
いずれにせよ一生懸命闘った亀田氏は見事でした。まだ19ですし、将来が楽しみですね!
2006/08/05(土) 22:05:02 | URL | コウイチ #-[ 編集]
私は、あれだけ言われて、「人それぞれ考えはあるから、言いたいように言えばいい」とコメントしていた彼を立派だと思いました。
判定の結果は関係しますが、公正な判定かどうかは、本人と関係がないように思います。

ボクシングやK1など見るのは苦手なのですが、彼には頑張ってもらいたいものです。

ベネズエラに激励メールを送った人達は愛国心があるのでしょうか。また考え方が別な気もしますが(^_^;)
2006/08/06(日) 01:28:38 | URL | kasumi #-[ 編集]
>>kasumiさん
僕もそうでしたが、シドニー五輪の柔道で、篠原選手が灰色の判定で負けたとき、多くの人が悔しがりました。そういうことを知っているだけに、納得できない判定で負けた相手のベネズエラ選手の悔しさは格闘技ファンなら汲み取れるのかもしれません。ただ、そこに亀田への当て付けのような感情がもしもあったとすれば悲しいですね。

週刊誌などでは黒い噂も流されておりましたし、亀田一家に対する感情は試合前からかなりの人が複雑だったことが、今回の灰色の判定によって亀田個人に対するバッシングにまで至っているのかもしれませんね……。
2006/08/06(日) 19:48:47 | URL | コウイチ #-[ 編集]
何においても、判定するということは、難しいことですね。
客観的にどうだという細かい採点方法の確立がなされることを期待したいものです。
2006/08/06(日) 21:41:28 | URL | kasumi #-[ 編集]
>>kasumiさん

亀田選手の中のよさを見つけ出して、世間の大勢とは違う意見を臆することなく発表できるkasumiさんには惚れてしまいそうなぐらいの優しさを感じられました……。
自分自身を楽しめていると人は優しくなれるのかもしれませんね。kasumiさんのブログを読むと楽しい日常がこちらにも伝わってきます。夏の間、目一杯楽しんでください♪
2006/08/07(月) 22:01:59 | URL | コウイチ #-[ 編集]
そんな大それた事を言いましたでしょうか?!試合を観ていないので大きなことは言えない・言っていないはずなのですが・・・
そして、私は優しいのでしょうか??!コウイチさんにそう言っていただけると嬉しいので、positiveに耳に入れておきます(o^o^o)

今年の目標は遊ぶ・楽しむ事なので、夏だけではなく冬も遊びますよ〜。あまり度が過ぎるとただのバカにみえますね。コウイチさんが私のブログを見ていると思うと、もう少しまともなことを書かなければと思ってしまいます。が、なかなか・・・(苦笑)
2006/08/07(月) 23:28:21 | URL | kasumi #-[ 編集]
>>kasumiさん
僕が好きな作家の村上龍が、結局人は他人のために何もしてあげられない、ただ自分が楽しむところを見せて勇気付けてあげることしかできない。こんな感じのことを何かの本で書いていました。これに少しだけ共感しています。

自分が(他人に迷惑をかけずに)存分に楽しみ輝くということをみんなが出来るようになればもっとこの国も明るくなるのかもしれません。kasumiさんは楽しめてそうですよね。暗いニュースが多く悲観的な言説が飛び交う中でも自分が立っている場所で存分に楽しめている人こそが、もしかしたら一番この国のためになっているのかもしれません……。

ブログ楽しませていただいてます♪
2006/08/08(火) 22:53:22 | URL | コウイチ #-[ 編集]
楽しむことで勇気付けられるかどうかは、受け取り側の受け取り方に左右されそうですね。
私のブログで楽しんでいただけることがあるのなら、とても光栄に思いますm(..)m
2006/08/09(水) 21:55:33 | URL | kasumi #-[ 編集]
>>kasumiさん
折角の夏ですし、存分に楽しんでください!
2006/08/11(金) 23:30:51 | URL | コウイチ #-[ 編集]
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