【本】 『林の楽らく古文2 差のつく15』 (林省之介)
![]() | 林の楽らく古文 2 (2) 林 省之介 (1992/12) 旺文社 この商品の詳細を見る |
たとえば小町の歌ですねえ。僕、この歌わりと好きなんですけれども、「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に」と。よく私なんかも、周りにいるすこうしお嫁に行くのが遅れている女性なんかに申します。もうおまえ行かず後家やな、言うとあたりがきついですからね。だから、小町の歌知ってる? てこう言うんですがね。あんまり選り好みしてたらだめよ、ってこう言うんですがね。そういうときにこういう歌ちょっと出しますと、まあ、嫌味がきつうなる場合もありますし、さらっと流れる場合もありますから、こういう歌も知っておかれるといいかもしれません。林の楽らく古文に続く古文参考書。どうもこの林省之介という人は旺文社のラジオ講座で多くの支持を得たらしいのだけど、更に現在視点位置で立ってみると元国会議員というキャリアも有するらしい。が、それはさておく。本書は、前の『楽らく古文 おさえの14』のように講義が口語体で収録されており、読みやすく、学びやすい。
『林の楽らく古文2 差のつく15』と、タイトルでは続きものであることを強調している。新年度の講義を収録してあるのだが、以前のが基礎的な文法内容・古文常識で注釈がふんだんであったのに本書ではそういったところが省かれており、よほどの重要文法以外の注釈が少なくなっている。また本文にも以前の書を踏まえたコメントが記述されている部分が散見されるので前の書を読んだ人向けという位置づけであるのだろう。
著者によれば古文を勉強するのに一番必要なのは読んで読んで読みまくって語感を磨くことだという。僕自身、とりあえず著者の書を2冊読んでみて、自分が古文を理解したという実感はないけれども、それでも一応読んだ、ということで語感が少しは磨かれたのだろうか。
- トラックバックURLはこちら
- http://kouichi0226.blog71.fc2.com/tb.php/751-4abdcbf0
