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【ゲーム】 『サクラ大戦』

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Windows (2003/03/20)
セガ
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 サクラ大戦が初めてセガサターンで発売された1996年末、僕達の間には厭戦気分が蔓延していた。もうサターンはダメなんじゃないのか。プレイステーションにはかなわないんじゃないか。実際、僕達の予感は当たっていたわけだが、どうも人とというのは、特にそれが若ければ尚更ではあるが、負けや非を認めるのが難しい生き物らしく、僕達はやはりセガがサターンによってゲーム業界に覇を称える妄想から脱却することはできなかった。

 僕達に再び戦意を昂揚させたのがサクラ大戦だった。サクラ大戦の存在を知ったのはゲーム雑誌により、実際にプレイしたのは友達から借りてからだった。ゲーム関連のメディアではかなり期待されていたように記憶しているが、僕は厭戦気分で、とてもではないが、もう戦う気にはなれなかった。そんな僕を奮い立たせたのがAとAが貸してくれたサクラ大戦だったのだ。

「コウイチ、サターンをあきらめるな。セガは必ず勝つ」

「もう無理なんだよ。ドラクエがサターンで出るか? マリオがサターンで出るか? ファイアーエムブレムがサターンで出るか? サターンなんてパンツゲームしかないじゃねえか。騙しやがって。みんな俺のこと騙しやがって」

「落ち着け。俺たちは勝つ。先人の精神を忘れるな。竹槍でB29は落とせる。いいか。たとえどんなに相手が巨大であろうと、物量に優っていようと、科学技術に優れていようと、闘争心のあるものが勝つのだ。ベトコンの勇姿がそれを証明している。いいか、もう1度言う。俺たちは勝つ。お前にこれを渡す」

 そうして渡されたのがサクラ大戦だった。これは一体なんだ?

「竹槍だ。最強の竹槍だ。エヴァでいうところのロンギヌスの槍だ。これでB29を落とすことができる。プレイステーションに勝てるんだ」

 サクラ大戦は太いに正しいと書いて太正時代という架空の世界の日本を舞台にしたゲームで、プレイヤーは海軍士官学校を首席で卒業した大神一郎となって秘密組織・帝国華撃団の隊長として悪と戦う。帝国華撃団の隊員は女性6人で構成されており彼女達は普段は宝塚ばりの歌劇団となり華やかに、緊急時になると華麗な戦闘集団・華撃団となるのだ。しかも大神一郎は華撃団の女性隊員にモテモテでラブラブな関係を築いていくのだ。まさにセガサターン。脳天直撃セガサターン。

 しかし、非常によく作られているゲームなのだ。アドベンチャーパート、戦闘パート、アニメーション、そして豊富なミニゲームとユーザーにとことん楽しんでもらおうというホスピタリティと情熱を感じたゲームだった。あかほりさとるが関わっているだけのことはある安易なシナリオが逆にゲーム性を際立てていた。

 実のところ、僕はこのサクラ大戦をそんなに楽しいとは思わなかったが、サターンがプレステに勝つためにはこれしかないと思い、僕は以後、サクラ大戦シリーズに賭けることになる。

 こうして僕達の戦いは泥沼にはまっていくことになる……。

 太正桜に浪漫の嵐……。
 お久しぶりです。

 竹槍とB29の話、誰に聞きました? おじいちゃん?
 私、この話を聞いたとき、本当に切なくなりましたね。勝てない戦ならやらない方がいいです。当たり前だけど。
2007/05/04(金) 16:53:06 | URL | kei #-[ 編集]
>>keiさん

ある意味、人間とは戦うことをやめられない生き物なのかもしれません。今の日本は闘争本能が戦争ではなく他の舞台で発揮されているという意味で、素晴らしいのかもしれないですね。
2007/05/04(金) 23:39:29 | URL | コウイチ #-[ 編集]
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