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【映画】 『地獄の警備員』

地獄の警備員 地獄の警備員
久野真紀子 (2001/08/24)
ジェネオン エンタテインメント
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殺人鬼と化した警備員と深夜のビルに取り残される…。『CURE』で世界から注目され、ホラー映画『回路』がハリウッドでリメイクされるなど高い評価を受けている黒沢清監督が、“最も安全なハズの警備員”を逆手に取って描いたホラー。全編を漂う異様な雰囲気とともに、狂気の殺人鬼を演じた松重豊の怪演が光ります。

総合商社・曙商事に巨漢の男・富士丸(松重豊)が警備員として雇われた。実は富士丸は殺人鬼で、会社の地下に住みつき、人知れず社員の殺害を繰り返していた。ある日、新設された12課に配属された成島秋子(久野真紀子)は偶然、富士丸が殺人鬼であることを目撃してしまう。そして深夜のビルに閉じこめられてしまい…。
 深いのだか深くないのだか良く分からない仄めかし系ムービー『CURE』の黒沢清監督のホラー映画。総合商社に新しく警備員として雇われた元相撲取りでいわくつきの巨漢の男が社内で次々と殺戮を繰り返していくというもの。黒沢清監督らしいというのか、考えているのか考えていないのかよくわからない脚本は観ていてもどかしい。男がどういう動機で殺戮を繰り返すかそれが明らかにはならない相変わらずの仄めかしだからだ。しかし、この監督、実はあまり考えていないのではないかと、そう思わざるをえないのは、要するに映画として、ホラーサスペンスとして、あまりにも緊張感が弱く、演出も陳腐でB級映画というよりもむしろB級テレビドラマという方が合うような出来のつまらなさであったからである。
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