【映画】 『パッチギ!』
![]() | パッチギ! (特別価格版) 塩谷瞬 (2007/04/25) ハピネット・ピクチャーズ この商品の詳細を見る |
1968年の京都を舞台に日本の高校生が授業中に平気でアジ演説おっ始める日教組のアホ教師に命令されて険悪な関係であった朝鮮学校に親善サッカーの申し込みに向かったら、そこで在日朝鮮人の(美)少女に恋をしてしまうというお話。
全編に渡ってとにかく野卑で暴力性に溢れていて、それが若いエネルギーが放出されていて素晴らしいことのように演出されている、そこまではありきたりな青春映画としていいのだが、そこに社会性、国家や民族イデオロギーを挿入して、暴力や野卑の責任を、(映画のメッセージ的に)日本・日帝に転嫁されても困ってしまう、というか、ただのヤンキー同士の喧嘩に朝鮮も金日成も在日差別もクソもあるのかよ。何も在日差別がないといいたいわけではない。朝鮮人に限らず差別とか貧困とかやるせない実情から暴力に至るというのはあるだろう。しかし、日本の国家を否定しておいて、朝鮮半島の祖国統一に想いを馳せ、朝鮮半島の方に常に目が向いているにも関わらず自分達が日本の社会に受け入れられない・差別されているといわても何の説得力も感じない。日本の野蛮な行為を糾弾する割に自分達の野蛮な行為を正当化した中で、在日同士でつるんで暴力ふるってそれで大騒ぎして祖国統一なんていってるのは、華氏911に出てくるような死んだイラク兵を虐待して喜んでいる一部の末端の兵の行為にも劣る。むしろ戦場での極度のストレスと日本の平和な生活を比較すれば本作の在日朝鮮人の下衆さや如何ほどか。
自分達の寛容さの無さを棚にあげて相手に寛容さがないと指摘する、自分達は頭を下げないが相手には頭を下げて歩み寄ってくることを要求する(実際日本の高校生が歩み寄ってる)、自分達の根である朝鮮の祖国・国家は肯定する割に、土である日本の国家は否定しておいて、自分たちは差別されていると臆面もなく主張できてしまうその恥知らずさに情けなくなってくる映画であった。
五木寛之の『生きるヒント2』に落葉帰根と落葉帰土の考えかたが載っている。落葉帰根はどこに行っても自分の祖国を生まれ育ったところただ一つとしていつか故郷に錦を飾ろうとする考えで、落葉帰土はどこに行っても自分の祖国は行き着いた場所でありその場所を自分の祖国と想って貢献していこうとする考えであるが、明らかに本作映画の朝鮮人たちは落葉帰根の考えであろう、ちなみに僕も同様である。しかし、自分たちは日本人ではなくよそ者と意識しているのに、いざ自分たちがよそ者扱いされとそれを問題視されてもね。気持ちはわかるが、自分を鏡で見てから云ってくれ、まずは大好きな社会主義を標榜している祖国・地上の楽園を開かれた国にしてくれ、という感じ。
この手の映画で愛を主張されるたびに戦争映画の偉大さを痛感する。
長々と書いたが、娯楽作品としても普通につまらない。撮影技術が良好で映像の質的にはなかなか良いとはいえ、この映画が評価されてしまったというところに日本映画の底の浅さが窺えて残念である。
お久しぶりです。
私も「パッチギ!」の感想書きました。「底が浅い」という感想は同じだけれど、娯楽作品としての評価はちょっと違いますね。
私が映画をあまり見ないので優れた色々な作品を知らないからかもしれません。
TBしますね。
私も「パッチギ!」の感想書きました。「底が浅い」という感想は同じだけれど、娯楽作品としての評価はちょっと違いますね。
私が映画をあまり見ないので優れた色々な作品を知らないからかもしれません。
TBしますね。
>>robitaさん
TBありがとうございます。だけど届いていないようです。設定でこちらへの言及リンクがないとTBされないようにしてあるので、すぐにリンク消してもらって結構なので、こちらの記事にリンクした記事でTB飛ばしてもらえればたぶん大丈夫だと思います。
TBありがとうございます。だけど届いていないようです。設定でこちらへの言及リンクがないとTBされないようにしてあるので、すぐにリンク消してもらって結構なので、こちらの記事にリンクした記事でTB飛ばしてもらえればたぶん大丈夫だと思います。
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