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【本】 『ゴーマニズム宣言3』 (小林よしのり)

ゴーマニズム宣言 (3) ゴーマニズム宣言 (3)
小林 よしのり (1999/06)
幻冬舎
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 ゴーマニズム宣言3。小林よしのりというのは漫画家なんだなあというのがよくわかる一冊。インチキ宗教や霊感商法のことをネタではなくベタに叩いてる割に、自分も漫画で自分の読者(の若者)を美化して持ち上げた上に自分だけが世の中を変えられると勘違いして権威づけているところがインチキ宗教と同じで笑えた。それにしても気に入らないのは悪平等や悪良識と闘うと吠える小林よしのりが漫画をサブカルチャーでみっともないものという認識に噛み付くところだな(これは1巻目のネタだけど)。やっぱり漫画について、漫画家であることについてすごいコンプレックスがあるんだろうな。僕は漫画が今の大衆娯楽に於いて決して劣っている地位のものだとは思わないが、一方で漫画は所詮大衆文化だとも思っている。ハイカルチャーとサブカルチャーに差があることは教養を備えていると自負している小林よしのりならば当然認識しているはずなのに、権威主義だのマスコミの体質などと散々に屁理屈をこねて漫画を美化しているのはまさにゴーマニズムとやらがなせるわざなのか。本書において小林よしのりはプロフェッショナル(自画)を賛美(自賛)し、素人(ブルセラ・コミケの同人誌・おニャン子)をプロと区別して相当に批判しているが、(自分の)漫画についてはああだこうだのと屁理屈をつけてそれをゴーマニズムだと吠えるところがオタクくさくて、と書くとオタクに申し訳ないぐらい気持ち悪くていやだ。ああ、いやだ。

 ユニクロの服を着ているダサダサコーディネートのあんちゃんが所謂オシャレな服装・フォーマルな服装を階級闘争的に非難していたらきっと小林よしのりはそれを馬鹿だと感じることだろう。僕としては小林よしのりのやってることがまさにそれなのだが。

 ところで、小林よしのりはコミケの同人誌を叩いているわけだが、小林よしのりの読者というのはコミケで同人誌買ってるような奴ではないのか。だって、本当にプロフェッショナルな本を読みたかったら小林よしのりは読まないだろう……。
ところで、小林よしのりはコミケの同人誌を叩いているわけだが、小林よしのりの読者というのはコミケで同人誌買ってるような奴ではないのか。だって、本当にプロフェッショナルな本を読みたかったら小林よしのりは読まないだろう……。

その根拠はいかに?
2007/06/10(日) 11:34:00 | URL | AAA #dCJJR6CI[ 編集]
>>AAAさん

コメントありがとうございます。
小林よしのり氏の考え方では、プロというのは、ひたむきな姿勢であり誇りであり精神性が非常に問われます。たとえば、自民党による菅直人氏へのビラ攻撃は書いてあることが仮に正しくとも小林氏は政治のプロの手法とは認めないのではないでしょうか。
小林氏は自身の漫画で主張していることを批判されるとそれがゴーマニズムだからと答えます。
勿論、傲慢主義ですし、仮に傲慢主義ではなくとも、如何なる主義であっても、己の主義が正しいと確信して主張されるのは正しいのですが、気に入らない相手をやたらと醜く描いて、それを指摘されるとそれがギャグ漫画の手法だからと答え、じゃあ思想書ではなくギャグ漫画なんだと指摘されると、ゴーマニズムであり己の思想の正しさを主張するというごまかしをしているところが、小林よしのり流に言うと、やはりプロフェッショナルではなかろうと思われます。
2007/06/10(日) 20:17:14 | URL | コウイチ #-[ 編集]
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