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【映画】 『ゆすり』

ゆすり ゆすり
チャールズ・ベイトン、ドナルド・カールスロップ 他 (2006/12/14)
ファーストトレーディング
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刑事フランクの恋人アリスは、仕事でなかなか会えないフランクに嫉妬し、レストランで偶然居合せた画家に誘われるまま、男のアパートについていく。しかし、そこで男に襲われたアリスは、過って男を殺してしまう。警察の一員として事件の捜査を開始したフランクは、彼女が犯人であることを見抜き、証拠となる遺留品を慌てて隠す。ところが、事件当日付近を歩いていた浮浪者が事件の真相をネタに、二人を恐喝しはじめ…。イギリス初のトーキー映画はヒッチコック作品だった!ヒロインが自分が犯した罪の恐怖におびえる様をある言葉を反復させることにより描いた有名なシーンなど、アルフレッド・ヒッチコックの演出が冴えわたる。サイレント的手法とトーキー映画としての手法が入り混じった珍しい作品
 ヒッチコック監督による1929年のイギリス映画。

 刑事フランクの恋人アリスが仕事にかまけるフランクに愛想をつかし、レストランで偶然居合わせた画家に誘われるままにアパートについていく。そこで性的交渉を迫られ襲われたアリスは過って近くにあったナイフで画家を刺し殺してしまう。一方、刑事として事件現場に到着したフランクは現場にあった遺留品から犯人が恋人のアリスであることを見抜くが、彼女を庇うために遺留品を隠してしまう。ところがフランクとアリスのもとに事件を目撃していたゴロツキが現れて二人を脅してくる。というサスペンス。

 実際古い作品なわけだけど、如何にも古典的でありがちな話ではあった。ただ、犯人のアリスが罪の意識に苛まされて怯えきっているところの演出はさすがにヒッチコックと唸らせてくれる出来になっている。80分程度の長さで過剰な演出・余分なエピソードがなく、シャープに仕上げられている小品であった。

 しかしまあ、なんというか、女が男の部屋にのこのこついていっていざセックス迫られてそんなつもりじゃなかったのと拒んで挙句に殺してしまうというのは現代でも充分に通用してしまうネタであったわけだが、そこで恋人の男が女を責めずに殴らずに、ひたすら庇い続けるというところに新鮮なものを感じてしまった。英国紳士のなせるわざか。女もせめて淑女であれば事件は起こらなかったわけだが、ま、それじゃ話にならないし。
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