コウイチブログ

本と映画と、ついでに市原市
トップ映画 → 【映画】 『スローなブギにしてくれ』

【映画】 『スローなブギにしてくれ』

スローなブギにしてくれ スローなブギにしてくれ
浅野温子 (2001/04/25)
角川エンタテインメント
この商品の詳細を見る

野良猫のように自由に生きる少女と、少女に翻弄される青年と中年男性を描く青春映画。片岡義男の同名ベストセラーを青春映画の旗手・藤田敏八監督(『ダイアモンドは傷つかない』)が映画化し、南佳孝の主題歌も大ヒットを記録しました。主演の浅野温子が瑞々しい肢体を披露、共演には山崎努と古尾谷雅人が出演しています。

ムスタングに乗る男(山崎努)に拾われたさち乃(浅野温子)は、彼の機嫌を損ねて車から放り出されてしまう。偶然通りがかった青年ゴロー(古尾谷雅人)が、さち乃と猫を拾って、ふたりの奇妙な同棲生活が始まった。だが、仕事を辞めたゴローとさち乃の仲はこじれてしまい、再びさち乃はムスタングの男と連絡を取るのだが…。
 しょうもない女(浅野温子)に振り回されるしょうもない青年(古尾谷雅人)としょうもない中年男(山崎努)の三人の関係を描いた1981年の青春映画。

 野良猫を連れた野良猫みたいな女を小悪魔的に浅野温子が演じている。あっちゃいってこっちゃいっての奔放な浅野温子に古尾谷雅人と山崎努が振り回されるわけだが、三者ともどうしようもない人間性を持っていてぐずぐずしているように映る。前半から中盤までは都会の裏道的な雰囲気と共に体を求められるままに流されて断れない女や抱いた途端に自己中心的な態度を見せる男、常に寂しさが背景にあった。中盤に浅野温子が夜道でクルマに連れ込まれてレイプされてしまうが、そのことが象徴しているようにどこか我々のイメージとしての『怖い都会』をそのまま映像にしたような重く生生しいドラマでもあった。それでも、後半になるにつれて、自分のことばかり考えていた三者がそれぞれお互いへの思いやりをみせだしたときにドラマとして少しずつあたたかくなっていく。しかし、ラストは浅野温子も野良猫から脱却して古尾谷雅人のもとで落ち着いて妊娠もして幸せかと観ている側に思わせておいて、妊娠した浅野温子への古尾谷雅人の無配慮さが満たされない家庭生活を暗示しながら、浅野温子は野良猫の本性を発揮して山崎努と心中する。そのまま浅野温子は野良猫として死んでしまうのだ。

 本作の見どころはなんといっても1981年当時のびっくりするぐらいのかわいさを誇る浅野温子のヌードだろう。実は僕は浅野温子はあまり好きではなかった。101回目のプロポーズなどを観て浅野温子というのはガラガラ声で男勝りの迫力のある顔つきで好みではなかったし、W浅野なら断然に浅野ゆう子派であったが、本作を観て、考えを改めた。(1981年の)浅野温子は綺麗であったと声を大にして云いたい。それぐらい美しく艶かしいルックスであった。男が振り回されちゃうのもわかるよ。
いやいや、なんとも懐かしい。
この作品は私、小説からなんですよ、実は。
映画を見た時に配役がいいなぁと。
高校生のときでした。
2007/06/03(日) 00:39:59 | URL | いくちゃん #-[ 編集]
>>いくちゃんさん

浅野温子に対して古尾谷雅人と山崎努はちょっとつりあわないかと思ったのですが、古尾谷雅人も一応二枚目俳優だったのでしょうか。シーンによっては格好いいんですよね。山崎努は中年男のヌードを見るのがきつかったです……。
2007/06/03(日) 22:55:14 | URL | コウイチ #-[ 編集]
URL
コメント
パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバックURLはこちら
http://kouichi0226.blog71.fc2.com/tb.php/842-9d2ffe36