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【映画】 『クライマー』

クライマー クライマー
トーマス・クレッチマン (2002/09/27)
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テロリストによって要求された難解なミッション。それは地上160mの高層ビルの断崖に挑み、完璧な警備システムに守られたビルに侵入すること―。都会の街で極限のスリルが描かれるドイツ製アクション作です。主役を『キング・コング』のT・クレッチマンが務め、共演には今は亡きドイツのベテラン俳優K・レーヴィッチェが出演。

大企業アルトハン社の発電所を管理する高層ビルで働く、警備主任・ロバート(T・クレッチマン)。ある日ロバートは、広報担当のローラと共にテロ組織NZPに誘拐されてしまう。犯人たちはローラを人質にして、警備システムを操作できるロバートに、ビルへの侵入を強要する。ロバートは、犯人たちと共にビルへの危険な侵入を試みるが…。
 2001年のドイツ映画。テロリストとの攻防が描かれているアクション映画。ストーリーもアクションも見どころはなくB級映画らしいつまらなさであるが、ベルリンの壁崩壊後のドイツの社会問題が背景にあるというところだけまずまず面白かった。旧東ドイツの社会主義から急に資本主義といわれてもやはり馴染めないものか。しかし、そうした社会主義体質の貧しい労働者達を煽ってテロに駆り立て、強烈な民族主義者に仕立て上げた奴がやっぱり「悪」で、労働者の味方ヅラをしていても組織の上の者だけが私腹を肥やし、労働者は無情に殺されていくだけというやるせないシステムはまさに社会主義を暗示していた。

 そういえば映画冒頭で日の丸を背景に剣道をするシーンがあったり、剣道の精神が話に関わってきたりするのだが、これも何かを暗示しているものなのだろうかと考えてみるのも一興であるのかもしれない。でも映画自体は全然面白くないよ。
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