【映画】 『暗殺者の家』
![]() | 暗殺者の家 ヒュー・ウェイクフィールド、フランク・ヴォスバー 他 (2006/12/14) ファーストトレーディング この商品の詳細を見る |
ロンドンのローレンス夫妻が一人娘のペティを連れてスイスのサンモリツに遊んでいた時の出来事である。ホテルの舞踏場で夫妻の友達ルイが何者かの手によって射殺された。ルイが殺されたときに残した一言、それによってローレンスはルイの部屋から小さな紙片を発見した。それがローレンス夫妻にとって恐ろしい災難をもたらそうとは知らなかった。レヴィンという男がルイの下手人なのである。そのころ欧州には正体不明のアボットという男を首領にする国際的な暗殺団があった。彼等はロンドンに駐在する某国の大官を暗殺して国際間に戦争を企させ様と企んでいたが、イギリス外務省の特務機関の一員だったルイによってこの秘密が探知された。レヴィンはアボット配下で射撃にかけての腕利きとしてこの暗殺の仕事に重要な一役を買っていた。今ローレンスの手にある紙片には、暗殺決行の場所と時間が記されていた。ヒッチコック監督の1934年のイギリス映画。一人娘ペティを連れてスイスに遊びに来ていたローレンス夫妻が偶然に暗殺計画を知ってしまう。そのことが原因で夫妻は一人娘を暗殺集団に誘拐される。相手方の要求は一人娘の命が惜しかったら暗殺計画を口外するなというものだった。一方、夫妻の前に役人が現れ、計画を教えるように詰め寄る。暗殺集団が殺そうとしているのはロンドンにいる海外の政治家で、そのことを契機に戦争を起こそうとしているのだった。そうなってはならない、役人が詰め寄る。しかし、夫妻は国の安定・平和のために娘を犠牲にすることを受け入れられない。夫妻は家族として娘の命を救うことを選択する。かくして、ローレンスは娘を取り戻すために暗殺集団を追う。
当時としては各地(舞台)を転々とさせ、犯人を追う手法というのは画期的だったのだとか。へえ。今となっては割とありきたりな娯楽映画だった。暗殺集団と警察の撃ちあいのアクションシーンがラストに使われていたり、虎穴に入るまでがスパイ作品的に話が進められるなど、バリバリのサスペンスというわけでもなく、一般ウケを狙っていたのか、大衆娯楽映画のレベルでまとまっていた。演出面も特に目を見張るシーンはなかったし、演技もイモだった。ただ、起承転結はしっかりしていたし、ちょっと複雑な人間関係も含まれて、75分という短さでまとめてみせたのはさすがである。
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