【映画】 『サボタージュ』
![]() | サボタージュ ジョイス・バーバー、デズモンド・テスター 他 (2006/12/14) ファーストトレーディング この商品の詳細を見る |
破壊工作活動をする夫とその正体を知らぬ妻。夫が時限爆弾を運ばせたために、妻の弟は爆死。復讐に燃える妻は、夫殺しの完全犯罪をもくろむが…。辞書のページからタイトル画面をクローズアップさせたり、水槽のフレームに徐々にロンドンの街並をオーバーラップさせたりと、様々な映像表現を試みるヒッチコックの新しい技法が楽しめる作品。また、少年が時限爆弾を持っていると知らずに寄り道し、徐々に爆発する時間が近づくまでの緊張感は、サスペンスの醍醐味を十分味わえる。ピークを迎えた巨匠アルフレッド・ヒッチコックの日常的サスペンスの傑作。アルフレッド・ヒッチコック監督の1937年のイギリス映画。
サボタージュというのは生産設備や輸送機械を破壊して企業等を弱めようとする行為である。映画は、映画館を営む夫婦を主役に据えている。一見ごくありふれた幸福な家庭のように映るが、実は夫は破壊工作活動を行っていた。妻はその事実を知らない。ある日、警察に嗅ぎつけられてしまった夫は妻の弟でまだ幼い男の子に荷物と偽って時限爆弾を運ばせる。ところが、妻の弟は寄り道をして時間を食ってしまい爆弾の爆発によって死んでしまう。これにより妻は夫に全てを白状させるが、夫の開き直った態度に我を失い、夫を刺殺してしまう……。
まあまあ。時代背景なんかもあるんだろうけど、配偶者が実は破壊工作員だったというのはやっぱり衝撃的なんだろうな。日本で中国人の嫁を貰うのが増えてきていて、結婚詐欺もちょこちょこと耳にするけど、詐欺だったなんて裏切りだったなんて、きつすぎるわな。同じ日本人でも創価学会員で折伏活動やってたとか、ヘビーだわな。25歳と聞いていたけど、それは心の年齢で実年齢は35歳だったとか、ロッキー・バルボアのパンチを超えてるわな。
この作品は弟を実質的に夫に殺された妻が夫を刺殺するところで、視点がそれまでの夫視点から妻視点に切り替わる。それまでの夫視点の話は伏線としてのみ妻パートに引き継がれ、ダイナミックに場面が移り変わる。夫パートの伏線と、自分に求愛し手助けしてくれる警察官のおかげで妻はうまいことハッピーエンドを迎えるわけだが、ま、悪が滅びて良心は救われるということで観客の溜飲が下げられる。娯楽映画としてのサスペンスとして巧みにまとめられているんじゃないでしょうか。
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