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【映画】 『NANA2』

NANA 2 スタンダード・エディション NANA 2 スタンダード・エディション
中島美嘉 (2007/06/22)
東宝
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矢沢あいの人気コミックを映画化した『NANA』の続編にして感動の完結篇!同い年で同じ名前の2人の女の子が、それぞれの運命に立ち向かいながら大人へと成長していく過程を描く。中島美嘉、市川由衣ほか出演。
「好きだ……」

「ねえ、私のことだけ愛してくれる?」

「ああ。愛してる……」

「それで、あなたはそれを何回繰り返してきたんですか?」

「……5回です」

「後悔はしていなんですか?」

「わかりません。でも、あの時は彼のこと本気で好きでしたから」

「至言ですね。リピートアフターミー。あの時は彼のこと本気で好きでしたから」

一同「あの時は彼のこと本気で好きでしたから!」

 はい。というわけで、矢沢あいの大人気コミックを原作にした実写映画『NANA』の続編映画『NANA2』です。お股ユルユルです。頭ユルユルです。ついでに市川由衣の顔もお肉つきすぎでユルユルです。

 市川由衣演じる頭ユルユルの奈々ちゃんが憧れのバンドメンバー・タクミとちょっとの間でも夢見ていたいという気持ちから関係を持つ。しかし、彼は多忙で奈々にかまえない。仕事を最優先でいてもらいたいと理解を示す奈々だったが、あまりにも彼が奈々とのコミュニケーションに対して無精であることから気持ちが揺らぎ始める。そんな時、同居人であるもう一人のナナが所属するバンド「ブラックストーンズ」のメンバーであるノブから以前より奈々の事が好きであったと告白される。やがてノブと付き合いだす奈々だったが、その矢先に自身の妊娠が発覚する。タクミの子どもかノブの子どもかわからない。妊娠を隠していた奈々だったがタクミにバレてしまう。タクミは奈々のお腹の中の子どもがどちらの子であっても受け入れて認知すると宣言する。その頼もしさに感銘を受けた奈々はノブよりもタクミを選ぶ。奈々とタクミは結婚するが、女癖の悪さが評判のタクミには他の女の影があった。しかし、全て自分が選んだことだからと奈々は現実を受け入れて精一杯生きるのであった……。

 いやー、まさに現代女性ですね。先のことは知らないけど、今をキラキラ輝くために生きる。そういうロックな生き方、いいんじゃないでしょうか。ただし、本作では先になって自分が選んだことだからと強がって結果を受け入れても、過去の美しい思い出に逃避したりと至極人間らしい弱さも描写されている。優等生的に云うと、実際にどういう生き方が幸福なのかは個人によって違うけれども、日本という先進国で生まれて裕福な生活と豊かな教育の元で育ってきた人間として、自分にとって現在から将来に至る最大の幸福を得るにはどういう行動をとっていけばいいのかという思考をできて欲しいとは思う。まあ、そうはいっても行動して失敗していった方が成長する面もある。ただし、性が絡むとと子どもが絡んでくるのでその論理は強者の論理になりかねず、子どもという絶対弱者が振り回されることになるのがやっぱり難しいところだわな。

 なんというか、コミックものを観ているというよりもつまらない日本文学ものを観ているような感覚にさせてくれる映画であった。
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