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【本】 『ゴーマニズム宣言9』 (小林よしのり)

ゴーマニズム宣言〈9〉 ゴーマニズム宣言〈9〉
小林 よしのり (2000/04)
幻冬舎
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地下鉄サリン後、逮捕されたオウム信者が「小林よしのり暗殺計画」を実行に移していたことを自供した。が、なおもオウムの言い分に耳を貸し助長するマスコミがいる。「ゴー宣」の連載誌「SPA!」もその一つだった。そんな雑誌でなぜ連載を続けなければならないんだ!こうして著者は「SPA!」を去る。怒濤の「ゴー宣」、怒濤のまま完結。
 ゴーマニズム宣言9。

 とうとうゴー宣完結。

 オウム一色の内容になっていて、あの頃の日本がまさにオウム色だったのだなと思わせられる。オウムをテロ集団と決め付けて闘った小林よしのりは確かにすごい。しかし、ゴー宣はオウムのようなエセ宗教とは違い、自分こそがヴァジラヤーナ(金剛乗)と云ってるところを、最近の「ネット右翼はお前が生んだんじゃないのかい。嫌韓流の著者はお前に影響受けたんじゃないんかい」というツッコミを許すよしりんの状況と比較して考えると悲しくなってくる。ついでにいえば、最近のよしりんはやってることが労働組合の幹部と一緒になっちゃってるのも悲しい。うまいもん食っていい女を抱いて自慢しつつ、お前らも上がってくれば? 俺様偉大。小泉様偉大。カリスマは偉大なのだ。万国の労働者よ、貢げ! と思い切って主張するよしりんの方が僕は好みだ。
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